
特に理由はなくとも、間取図が好きな方って多いのではないでしょうか? 部屋探しのときにたくさんの間取図を見たり、家を建てるときに(建てなくても)理想の間取りを考えたりってわくわくしますよね。その間取図を簡単に作成できるアプリで、自分で間取図をつくってみました。
できることが多い故、操作に慣れるまでがちょっと大変
今回使用するのは本格的な間取りがつくれる『間取りTouch+』というアプリ。「わたし(独身アラサー女子)が住みたい部屋」というテーマでさっそくつくってみたいと思います。

【画像1】まずは最初の部屋をつくります。広さだけでなく床の模様や色まで選べます。寸法もミリ単位でさっそく本格的です。あとで細かく変えられるのでとりあえずで問題ありません(間取りTouch+キャプチャ)

【画像2】どこまで細かく表示するかの設定もできます。今回筆者は妄想を形にするだけなので寸法の表示はオフにしました(間取りTouch+キャプチャ)
それぞれ寸法や向きを自由に変えられるし、種類も豊富です。さらにさらにキッチンや浴槽などの「設備」・階段やロフトといった「構造」・ベッドやソファのような「家具」まで配置することができます。つまり、ほとんどなんでもできます。(人によっては「好みのインテリアがない」「壁をカーブさせたい」という多少の不満はあるかもしれません)
ただ、できることが多い故に、操作に慣れるのに少し時間がかかりました。筆者の場合、1時間半くらいもにょもにょと操作してようやく自由に動かせるように。手書きで妄想間取図を描いていたときは「リビング小さすぎた!直したい!」という場合に他の部屋との調整が大変だったのですが、アプリなのでそういった調整も簡単。
こうなってくると間取りをつくるのが楽しくてしょうがありません。夢がどんどん膨らみ、細かいところにこだわり出し、あっという間に時間が過ぎていきます。
完成後は達成感とわくわく感で胸いっぱいに。実用性も高いそうして3、4時間かけてできた「わたし(独身アラサー女子)が住みたい部屋」がこちら! 2LDK、ウォークインクローゼット付き、U字型キッチン、独立洗面台の理想の部屋です!

【画像3】右上の洋室は仕事や趣味をする書斎、朝日で目覚めたいので寝室は東向き、ドアを開けっ放しにして風を通すのが好きなので引き戸多め、などなど筆者のこだわりポイントを随所に盛り込みました。所々サイズ感や表示がおかしいのはご愛嬌…(間取りTouch+キャプチャ)

【画像4】寸法の他コンセントの配置や照明の位置といった実用的なパーツも配置可能(間取りTouch+キャプチャ)
隣の席の編集者に見せたところ「無駄が多い」「扉の向きは逆がいいのでは?」などいくつかダメだしされましたが、いいんです! 住宅の編集者らしからぬセンスでも! 私はこの部屋に住みたい! あ~~~本当に住みたい!
筆者は妄想を具現化する、という使い方でとても楽しめましたが、アプリのレビューを見てみると「コンセントや窓も配置できるため、動線との干渉具合まで分かるのが良い」「家を建てるとき、建てた後の家具の配置など、とても役に立った」「リノベーションのイメージづくりに最適だった」「新生活のイメージが湧いた」などなど実用的な使い方をしている方も多数。他には、イラストや漫画を書く方が、背景の設定や整合性をとるために利用しているという声もSNSで見かけました。
作成した間取図はjpg形式で画像として保存できるほか、そのままメールで送ったり、dropboxにアップできるのもうれしいポイント。
ただ、現在対応しているのはiPhoneのみで、Androidでのリリース予定はまだないそうです(涙)。
これから建てたりリノベーションする家のイメージ作成だけでなく、いま住んでいる家や引越し先の家の間取図を起こして、置きたい家具のサイズ感などを確認したり、アプリという手軽さから部屋探しのときの希望の間取りのイメージに使うのにもとても役に立ちそうですね。
●参考・間取りtouch+元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/04/109421_main1.jpg
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