
芸能人・公人の不倫スキャンダルは今に始まったことではないが、最近のそれは、より衝撃的な「自宅連れ込み型」が目立つ。夫や妻が不在の隙をついて、不倫相手との情事に及ぶ大胆な犯行である。浮気そのものもさることながら、夫婦の愛の巣であるはずの自宅で不貞を働かれたとあっては、配偶者のショックも倍増だろう。せめて自宅での逢瀬だけでもやめていただく手立てはないものか? ゲス不倫を未然に防ぐ、「連れ込みしづらい家」のつくり方を探ってみた。
不倫防止にも役立つ? 最新の防犯アイテムを駆使まずはテクノロジーを用いて連れ込みを防ぐ方法から。最新の防犯アイテムの中には、空き巣被害と同時に浮気防止にも役立ちそうなものがある。例えば「インターホン」。パナソニックなどから出ている最新型のモニター付きドアホン(テレビドアホン)は、自宅への来訪者を室内のモニターに映すだけでなく、設定環境によってはその静止画をスマートフォンにメール通知することができる。また、最近話題の「スマートロック」関連のサービスにも、家の入退室履歴を管理したり、部屋の中のカメラとつないでおくと自動撮影して映像をメール転送する機能がある。
これならたとえ不在時でも、望まざる客が自宅を訪れたことをキャッチできるのだ。別売りのセンサーカメラと組み合わせれば、インターホンをならさずとも玄関前に不倫相手が立っただけで画像付きメールが届く。その場ですかさず配偶者に電話なり、画像付きメールを送るなりして「警告」すれば、よもやそのままコトに及ぼうとは思うまい。
ただし、親機の操作でメール転送をオフにすることもできるため、自宅にいる側に設定を変えられてしまうとアウトだ。そこで、「空き巣が怖いから」などと適当な理由をつけてドアホンを購入し、配偶者にはメール転送の機能があることを伏せておく。あるいは、ドアホンとは別に、同じく写真転送機能付きの人感センサーカメラをリビングや寝室などに“こっそり”仕込んでおくのも手。ドアホンをダミーにして、室内カメラで侵入者をキャッチするわけだ。面倒かつコストもかかるが、本気で防止するにはこれくらいの仕掛けが必要かもしれない。
また、最近はセンサーで振動を検知し、スマホに「異変」を知らせるサービスもある。本来は窓やドアなどに設置し、開閉時の振動を検知して空き巣の侵入を通知するものだが、これを例えばベッドにこっそりセットしておく。生々しい話で恐縮だが、不貞行為に及ぶベッドの振動を出先でいつでもキャッチできるわけだ。振動に対し大音量のアラームを鳴らす機能もあるため、ゲスな2人をひるませる効果も期待できる。
「子どもの絵」「家族写真」…浮気相手の良心に訴える一方、「心情に訴える」アプローチも考えられる。
例えば、部屋の至るところに家族の思い出の写真を飾るなどして「温かい家庭」を演出し、配偶者・不倫相手、双方の良心や罪悪感を刺激する手だ。子どもがいるなら子どもの絵を飾ったり、おもちゃを置きまくったりしてもいい。
あるいは、ベッドルームに仏壇を置いたり、あえて部屋を汚くしておき、甘い雰囲気を台無しにしてしまうのはどうだろう。ちなみに「黄色」「緑色」「青色」は、性的な興奮を低下させる色らしい。ならば、寝室の壁紙を性欲減退カラーに変更してしまうのもアリかもしれない。ともあれ、なんとなく不倫しづらい空気感を醸し出せば、わざわざ家で会おうという気も起こらないのではないか。
だが、いくら考えたところで所詮は机上の空論。実際の効果の程は確かめようがない。そこで最後に、これらの防止策について知人の不倫経験者に“評価”してもらった。
「子どもの絵とか、家族写真とかはたぶんあまり効果がないと思います。そもそも互いにそんな良心があったら、自宅でゲス不倫しませんよね。特に夫が不倫している場合、妻に対しては罪悪感を抱いていないことが多いので、夫婦の写真はあまり抑止力にならないはずです。逆に不倫相手は温かい家庭アピールに闘争心をあおられ、余計に逆に燃え上がってしまうかもしれません。汚い部屋は単純にイヤですけど、これも不倫相手によっては『奥さんがだらしない=私が支えなきゃ!』という思考に陥ってしまうリスクがありますね。そういう意味では効果的と思えるのは仏壇くらいかな。普通に怖いし、なんだか不倫の“罰当たり感”も増幅しそうだし」
なるほど敵もさるもの、なかなか一筋縄ではいかない模様。モラルなき自宅不倫を成敗する良策をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひご意見をお聞かせください。
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2016/04/pixta_13332837_M.jpgあわせて読みたい─関連記事─
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